UISwitch(スイッチコントロール)の外見について解説します。
概要
スイッチコントロールは以下の条件/操作によって外見が変わります。
- iOS4以下とiOS5以降でコントロールの形が違う
- onTintColorプロパティを利用してコントロールの色を変える(iOS5以降)
- アプリケーションの言語設定でテキスト表示が違う
- コントロールが利用不可能の状態
なお、テキストを変更することはできません。
iOSのバージョンによる違い
iOS4以下とiOS5以降では、スイッチコントロールの外見が異なります。
iOS4以下の場合:
iOS5以降の場合:
iOS4以下では角が四角い、iOS5以降では角が丸い外見になります。サイズも以下のようにiOS5以降で横幅が少し小さくなります。
- iOS4以下:横:94 / 縦:27
- iOS5以降:横:79 / 縦:27
コントロールの色を変える
iOS5以降では、onTintColorプロパティ利用してコントロールのオン状態の色を変更することができます。
クラス
UISwitch
プロパティ
onTintColor
利用例
switch1.onTintColor = [ UIColor redColor ];
onTintColorプロパティの公式リファレンス
アプリケーションの言語設定でテキスト表示が違う
アプリケーションの言語設定に応じて、コントロールに表示されるオン/オフ状態を表すテキストが変化します。言語設定はアプリケーションのplistファイルを開いて、「Localization native development region」項目で指定します。
iOS4以下で、端末の言語設定がEnglish、アプリの言語設定がEnglishの場合:ON/OFFと表示される
iOS4以下で、端末の言語設定が日本語、アプリの言語設定がEnglishの場合:ON/OFFと表示される
iOS4以下で、端末の言語設定が日本語、アプリの言語設定がJapanの場合:オン/オフと表示される
iOS5以降で、端末の言語設定がEnglish、アプリの言語設定がEnglishの場合:ON/OFFと表示される
iOS5以降で、端末の言語設定が日本語、アプリの言語設定がEnglishの場合:|/○と表示される
iOS5以降で、端末の言語設定が日本語、アプリの言語設定がJapanの場合:オン/オフと表示される
コントロールが利用不可能の状態
enabledプロパティをNOに設定すると、コントロールがが利用不可の状態になり、薄い色で表示されます。
左が通常状態、右が利用不可状態です。
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